石炭評価システム

新規炭のプラント性能を高精度に予測し、石炭ボイラでの使用炭種拡大を支援します。

出光が長年培ってきた炭質評価技術を結集。多くの微粉炭火力発電所・工場で採用されています。

特長

システムの概要

石炭の一般性状を入力するだけで、ボイラ運転条件に合わせたプラント性能の予測ができます。評価結果はExcel形式のレポートとして保存されます。

なぜ正確なプラント性能予測ができるのか?

従来の炭質評価指標は、実機の運転条件を反映していなかったり、不均質な石炭を均質な物質として取り扱っていたりするため、定量的で正確なプラント性能予測は困難でした。
当社では、各種の試験・解析と実機を予測するためのエンジニアリング技術を駆使して、信頼性の高い予測指標を開発し、システムに組み込んでいます。
特に、炉内の熱バランス、粒子滞留時間、燃焼速度などから、温度分布、灰中未然分、NOx濃度などを予測するボイラーモデルを内蔵しており、運転条件(ボイラー負荷、ECO出口酸素濃度、ダンパー開度設定など)を変更したときの予測も可能です。

活用事例

最新鋭の微粉炭火力発電所の運転に活用されているシステムです。

「出光石炭評価システム」は1992年に開発され、ユーザーニーズに対応しながら進化してきました。国内外の多くの電力会社、一般産業で採用され、使用炭種の選定、日々の運転管理、トラブル回避、新規炭のトライアルなどに活用されています。

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