シンジオタクチックポリスチレン樹脂（SPS）：XAREC™

SPSは1985年、当社が世界初の合成に成功し、1997年にわが社が世界で最初の工業化を達成した純国産のポリマーです。（商品名『ザレック™』（XAREC™）は、シンジオタクチックポリスチレン樹脂（SPS）を使ったグレード群のブランドです。）

SPSの特長と供給体制

ポリスチレンの特長を引き継ぎ、立体規則性（シンジオタクチック構造）を持たせた結晶性の高機能ポリスチレン素材です。

SPSは結晶化由来、およびポリスチレン由来の6つの特長を持っています。

上流の原料調達から精製・SPSの製造に至るまで一貫生産体制を構築しており、より複雑なバリューチェーンを有するエンプラと比較して安定供給に強みがあります。

軽量で耐熱性・耐加水分解性・誘電特性・耐薬品性に優れていることから、自動車・家電・日用品など様々な分野で採用されています。

自動車用途

ザレック™が有する特徴を活かして、自動車業界が今後直面する電動化・自動運転・安全性・環境対応に関して、様々な提案・改善・サポートを提供します。

家電・日用品

家電・日用品、住設分野では多くの樹脂が採用されていますが、製品の高機能化にあたりザレック™を採用いただいています。

押出

押出・フィルム分野では、工業用品、日用品を問わず、積極的にチャレンジしています。

SPSはさまざまな用途に合わせたグレードを用意しています。以下のページで、主要グレードとその特性のご紹介、および各グレード・物性表の一覧、その他技術資料をご覧いただけます。

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